PS Vita版で200時間以上遊んだ名作2DアクションRPG、『ソルトアンドサンクチュアリ』をSTEAM(PCのダウンロード版)で再購入したので、レビューすることにする。
初心者向けの情報はリンクにもある通り、『書い人(かいと)のブログ』(最初期のブログで、最近は更新していない)に書いてあるのでそれなどを参考にするといいと思う。
前置き終わり。
良い点ばかりな気がするこのゲームだけど、悪い点も無理やり発掘して書いていくよ!
Contents
良い点
遊び方が幅広い
ゲームを始める前に職業を決めるのだけれど(後で変更不可。性別や外見なども決められる)、『スキルツリー』(能力値の割り振りができるマップのようなもの)の最初から振られているスキルの開始位置が違う程度で最終的にはどの職業でも自由なスキルの割り振りができる。
つまり、どういうビルド(能力値の振り方、割り振り)にするかはプレイヤー次第だということ。
ボリュームが豊富
マップ数(全て地続きといえる)やボスの数は20以上あり、初見で遊び尽くすなら2~30時間くらいはかかると思う。
他にも別のキャラを作って(10キャラまで作成できる)別のビルドを試してみたり、2周目以降を遊んだり(7周目まで敵が強化される)、いろいろな装備やアイテムを整えてみたりと遊び方は豊富。
内容(ボリューム・ボリューム)に対して価格が安い
STEAMでは1780円(税込み)、PS Store では1813円で買える。
個人的には5000円くらい取って『やや高いか? でもあの内容だしなー(満足)』、といった感じのゲームだ。
価格で買うのを躊躇(ためら)う層は控えめだと思うが、買わない理由が値段ならば速攻で買うべき。
設定が細かい(世界観の作り込みが凄い)
世界観は世界設定と言うほうが正確みたいだけど(うざい指摘予防)。
アイテムやモンスター図鑑の説明文や各NPCのセリフなどで物語が作られており、ネット上などでもいろいろ考察されている。
そういうのが楽しめる人は、さらにこのゲームの世界に没入できるだろう。
回復アイテムがセーブポイント各地で簡単に補充できる
このせいで、各マップで拾うか購入で使う回復アイテムが完全に涙目になっている。
たとえば紅蜜の雫だけど、本当に序盤くらいしか使い道がない。
回復ポーション系が拠点で補充できるアイテムになるけど、スキルツリーを伸ばしたり、架空の宗教の信仰度合い(貢献度上げによるアイテム交換)などによって交換したりできるので、ちゃんとプレイしてレベル等を上げていれば全く問題ない。
悪い点
落下死が多い
自分は落下死なんて笑える方だけど、魔法使いの宗教サンクチュアリに行くにはむちゃくちゃ大変ないわゆる『消える足場』を渡っていく必要があり、凄まじく死ぬ。
他にも普通のマップでモンスターの攻撃やトラップ(罠)にかかって吹っ飛ばされてそのまま落下死、というのはよくあることなので、いちいちイライラしていたらキリがない。
そうなったときは、潔(いさぎ)く諦めよう。
やや高難易度
若いうちは良いかもしれないが、けっこう年配の方や、運動神経がそもそも微妙だという人にはキツイ試練が待ち受けている(ボスの動きが強いとか、落下死の多いマップがきついとか)。
1周目などは、回復ポーション系や祈り(スキルの信仰を伸ばすと使えるようになる)による回復を増やしてゴリ押しするスタイルが良いと思う。
なんなら捨てキャラだと思って自由にスキルを振ってあれこれやって、わかってきたら2キャラ目やそのキャラを削除してもう1度、というのでも全く問題はない。
技量マンが若干不遇?
自分の技量(操作技術)が不足していたからなのかもしれないけど、遠距離攻撃(弓・クロスボウ、銃)やダガーなどの連続攻撃、毒攻撃が可能ないわゆる『技量マン』は1周目はともかく、2周目以降の火力不足に悩まされることになった。
腕前があればいくらでも、というゲームなのだが、自分は強い武器を振り回し回復も大量に使う脳筋か、遠距離魔法の連弾(いわゆるバラージ系)を放つ魔法使い(純魔や魔法剣士)の方が楽だった。
この技量マンは1周目のビルドの準備が微妙・駄目だっただけかもしれないので、やはりプレイヤー次第だろうとは思う。
毒々プレイを楽しみたかったが、毒がほとんど効かない耐性持ちのボスも居たりするので、けっこうきつい。
まとめ 神ゲーなのは間違いない
ちょっと難易度が高いとか、世界観が複雑だとかはあるけれど(あとは落下死・笑)、いろいろ遊び方はあるので個人的に楽しめる遊び方をすれば良いんじゃないのかな。
総合して、評価は『神ゲー』一択。