これまでに(ほぼアイデアだけだけど)カードゲーム(TCG、トレーディングカードゲーム→MTG(マジック:ザ・ギャザリング)とか遊戯王カードみたいな感じ)を作ってまいりました、書い人だよ。
興味のある方は『書い人のブログ』(創作カードゲーム『ファイナル・カード』とか)でも覗いてみてね。
今回はカードゲームの創作ってどんな感じ? という方向けにアイデア・ノウハウもどきを書いていきたいと思う。
Contents
数値は見せかけ。どうとでもなる
例えばプレイヤーの初期LP(ライフポイント)が2000なら攻撃役(モンスターやクリーチャーなどと呼ばれるもの)の攻撃力はかなり高いやつで半分の1000ポイントにする。
初期LPが4000ならかなり高めの攻撃力は2000ポイントにすればいいだけで、これは作り手サイドの考えによるだろう。
実際、遊戯王カードの初期LPは4000または8000ポイント、MTGの初期ライフは20点が基本だが、どちらもゲームとして成り立っている。
ここで重要なのはLPと攻撃力のバランス感覚だというのは言うまでもない。
カードのアイデア(の出し方)について
まずはたくさんカードゲームに触れて、アイデアを溜めるのが良いと思う。
遊戯王やMTGは本当にたくさんの元ネタがあり、良い学習素材になってくれる。
場に出ていくカードの種類については、こんな感じ↓
・攻撃役(モンスター、クリーチャー)
・呪文(スペル、ソーサリー)
・置物カード(永続、エンチャントなど)
・伏せカード(リバースカード)
能力や効果はこんな感じ↓
・カードを追加で引く(ドローソース)
・除去(攻撃役などの破壊、追放、除外、バウンス(手札や山札・デッキに戻す)、など)
・攻撃役を何らかのコストなどで追加で呼び出す(戦場に出す、特殊召喚など)
・ライフを回復する(ライフゲイン、リカバリー、など)
・サーチ(カードを山札から手札に加える、など)
・妨害系(打ち消し、『無効にし破壊する』、など)
これらのカード(など)をどれだけバランス良く、そしてユニークに配置できるかはゲームを楽しんでもらう上で非常に大きなポイントになるだろう。
ルール設定(なるべくシンプルに、ジャッジは厳密に)
ルールは複雑にしすぎないほうが良いと思う。
正確には、複雑になりづらい下地(土台)でゲーム開発をしていくなどが大事になる。
遊び手目線で考えても、複雑なルールについてこれないリタイア組を(たくさん)出すのは避けたいし、デジタルで作りたい場合も同様で、プログラムが複雑すぎるゲームは制作が難航する。
ジャッジを厳密にする上でも、ルールははっきりと分かりやすいものが良いだろう。
実は、そこまで凝らなくていい部分だとも言える。
適度にパクれ!
盗作は厳禁なのですよ。
ただ、有名(カード)ゲームの良いところから影響を全く受けずにオリジナルのカードゲーム(TCG)を作るのは不可能に近いと思う。
自分の創作ゲームに取り入れられる部分は取り入れて、上手く消化して使っていこう。
自分が今作っているカードゲーム
『書い人のブログ』で張り切っていた『ファイナル・カード』は一旦凍結中。
これまでの反省を活かし、完全新作のカードゲーム(名前はまだない)を考案中(開発5日目。投稿日・初日時点)。
具体的なルールはこんな感じ↓(暫定的なもので、変わったりポシャったりする可能性あり)
・ゲームに使う山札(デッキ、カードの束)は40枚ちょうど。
・デッキを構成するカードの内の20枚は、指定された汎用カード(少なくとも50~100枚は考えておきたい)から選択する(残り20枚で個性を出すシステム。デッキ構築の幅に制限をかけることで、プレイ難易度を下げたり、ルール・システムの汎用化を目指したい)。
・デッキに同じカードは入れられない(いわゆるハイランダー。個人的にはオール(ALL)ハイランダーと呼称している)。
ちょっと出してみたけど、パクられないか心配(ごめん残念たぶん杞憂)。
汎用カードはあまり個性的じゃないけど、一通り役割が揃っている感じになる(ドローソース、単体除去、全体除去、打ち消し、サーチ、特殊召喚などなど)。
さらに細かいルールなどはこれから作りながら詰めていくよ!
まとめ ルールとマナーを守って、楽しく開発しよう!
それぞれの常識の範囲内で、鋭意努力してほしい。
面白い(カード)ゲームを作るには、なによりも(ゲームの)バランス感覚が大事だと思う。
あとは実際の開発や、販路の確保など、実売へのハードルは高い。
自分はじっくり資産を貯めてなんとかしたいですな(怪しい勧誘、お断り!)。
以上!