一番大事かどうかは判断しかねるけれど、説得力のない物語(今回は小説が基準)ってあるよね。
ここにいる書い人(かいと)の小説とか(ド直球)。
ググれば出てくるのでわざわざ載せたりはしないけれど、自分の書く小説には(にも)いろいろと問題がありそうなので書いていくよ!
読者の理解力に期待はするな
特にある程度個性があって、頭が良くそれでいて他人に期待してしまうタイプ(もろ自分やんけ)は要注意。
『これくらいは説明しなくてもわかるよね』、で全然理解してもらえない話を展開してしまうこと請け合い、必至。
ソウルメイトというか、魂レベルで理解してもらえるのなら別だけど、基本は自分の書く作品に理解してもらうために時間や精神・執筆技能などを割くべきだろう。
『この物語はフィクションです』への意識
よほど非現実的ならノンフィクションでも成り立つけど、何も起きないノンフィクションが基本的に売れるわけないことからしても、物語というのはフィクション度が極めて高い(例外は『プレーンソング (中公文庫)』とか? こちらはフィクションだけど、驚くほど何も起きずに話が成立している稀有な例)。
フィクション度が高いというのは、現実では起こり得ないことが起こるということであり、物語の作者はその個性的な登場人物や世界観(世界設定)に対してはしっかりと説明義務を果たす必要がある。
軽く頭を抱えたくなるくらい、自分はできていない気がするけど(すんげー中途半端に頭が良い気がする。自分のことを頭が良い連呼するのもどうかしているけど、認めておかないといろいろな理由で辛くなる)。
フィクションであることのさらに強い意識
マシンガンばりに『ありえない話・設定』をまくしたてるのは、読者への奉仕だと思う。
現実(リアル)は実際そこまで面白くないことも多いが、『あるわけないだろ、そんな話』といった作品でも、『面白い、楽しい』というだけで存在が許されることは非常に多い。
というか、そんな話ばっかりだ。漫画、アニメ、ライトノベル、ゲーム。それらサブカルチャー系は特に。
それが悪いということではなくて、重要なのはその空想話にどれだけ読者への説得力を持たせるかということだと思う。
一番手っ取り早いのは、面白いキャラや設定で面白さを出すこと。
自分の大好きな『されど罪人は竜と踊る1 Dances with the Dragons (ガガガ文庫)』(され竜)みたいに強い考証などで設定を固めた作品もなくはないけど、考証度の高い設定で守備力を上げるよりも、基本的には面白いの連打で攻撃力を上げたほうが売れている作品が多い気がしてならない。
まあ、され竜はされ竜で、設定以外にもキャラの掛け合いなどが面白いのでその辺りが難解な設定への緩衝材みたいになっているのかな、とは思う。
まとめ 面白い物語を創るために必要なこと
フィクションだと割り切ることかな。
現実とかをそこまで意識する必要はないと思う。
ノンフィクションでも求められるのはリアリティーのあるフィクションみたいな話だろう。
わざわざ自分の物語を手にとって見てくれる人には、圧倒的に感謝して奉仕すべき。
ブログと同じだけど、具体的にやることはけっこう違う。
具体的な執筆ノウハウは、それらハウツー本から学ぶか、売れた本やブレイク中の本を読むか、自分自身と向き合って見つけるのが良い。
自分も精進します。
以上!